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For"Mira" Endurance Race
=== 1998.6.7 ===


 去る6月7日、会社の同僚と一緒に山梨スポーツランドにて開催された、ForMira Endurance Raceという3時間耐久レースに参加してきた。
 きっかけは社内の通信ネットワークの掲示板にカーセンサー編集部の人が出した「一緒にレースに参加しませんか」と呼びかけだった。それを見つけたうちの同僚のはせがー(長谷川氏)が社内の車好き数人に声をかけて4人が参加を表明。レースは1チーム3〜4人で参加するもので、当初、カーセンサーの人はチームメイトを募集していたのだが、うちだけで4人集まってしまったので、結局2チームで参戦することに。案内には「必ず感動できます」と書いてあった。

 このレースは主催者側がすべての車を用意し、参加者は1チーム10万円とヘルメット&レーシンググローブを持参すればいいだけの気軽に参加できるもの。もちろん私もレースは初体験。一緒に出ることになった同期の白石君はカートレースの経験者だが、はせがーはゲームでイメージトレーニングをしたレベル、あさがっち(浅賀)に至っては、免許を取ってから公道で走ったのは500メートルという超初心者。カーセンサーの人が参加資格の説明をしてくた時の「免許がなくてもOK。運転に自信のない方もOK」という言葉につられてエントリーしたものの、直前になって不安になった。レースを目前に控えた木曜日、会社に車を持っていき、夜8時から2時間ちょい、浅賀の運転の練習をした。「発進して」「はい、そこ曲がって」と最初の角を曲がった時は同乗者全員が息を飲む。ほ〜んとにもう、死ぬかと思った。まあ、2時間の練習後には「ま、なんとかなるかな?」という雰囲気にはなったが...。

 いよいよ当日。私は5時起きで電車に乗って、6時に府中でカーセンサーグループに拾ってもらった。中央高速の石川PAでみんなと合流して、一路山梨へ。現地に着くと、駐車場の入り口にぶっ潰れたミラが置いてある。「げげっ」とちょっとびびる。まあとにかく、到着。もう後には引けないのさ。受付は8時半。天気は悪いし、朝早いし、待ってる時間はとっても寒かった!
 受付を済ませるとチーム名とドライバーネームのシールが配られた。うちのチーム名は「若葉の人たちチーム」(カーセンサーの人が命名してくれました)。カーセンサーチームは全員180cm以上の長身なのでチーム名は「Over 180's」。ほんっとに大きいの、この人達。かっこよかったぁ。車両抽選があって、その後、みんな思い思いに車を装飾していく。うちは何の準備もしてなかったので、チーム名のシールと浅賀が持ってきた「初心者マーク」を前後に貼ってそれで終わり。シンプルでかわいい車両となった。

 最初に公式練習が30分。一人6〜7分なんだけど、はせがーがいつまでも帰ってこないから私は3周くらいしかできなかった。いや、それよりも公式練習では浅賀が2周目くらいに最終コーナーで尻を振って、後ろから来た車の前に頭を出してしまい、バンパーを吹っ飛ばされた! 派手に吹っ飛んだもんだから、見てる方はヒヤヒヤした。公式練習終了後、飛ばされたバンパーを拾ってきて復旧作業。括ったり、ガムテープで止めたりして、一応形を戻したところ、メカニックの人が飛んできて、「ちゃんとつけてください」とフロントグリルを外しての大作業。これに結構時間がかかっちゃって、予選が始まってしまった。他のチームはガンガンとタイムアタックをしている。うう、時間がない。この時はちょっと焦った。さあ、バンパーの復旧が終わった。公式練習で一番タイムのよかったはせがー一人にタイムアタックを任せた。結果は11チーム中9位。まあ、初めてなんだからこんなもん(?)

 本番は白石、浅賀、はせがー、私の順。2時間半分の燃料で3時間を走りきらなくてはいけない。つまり、燃費を考えながら走らないといけないということ。どれくらいで走るとダメなのかなんてよくわからないけど、私達みたいな素人なら自分のベストで走っても大丈夫なんじゃないかと思った。でも、ガス欠しないという保証はないし...。手探りでした。
 白石君がスタートして20分くらいは、車が団子になっていて、思うように走れなかったようだ。でも、後半に入ると少しばらけてきて、2周遅れまでいっていたが、他チームのピットインを機にどんどんと順位を上げた。調子が出ていたので、白石君には予定より長めに走ってもらった。

 本番でのハプニングと言えば、やはり浅賀。まずは2周目で最終コーナーが曲がり切れず、タイヤの壁に激突。ものすごい勢いで突っ込んだようで、タイヤが空高く飛んだ。車両が見えなかったので、一瞬崖から落ちたかと肝を冷やしたけど、駆け付ける間も無く、浅賀は体勢を立て直して走り始めた。時々よろけていたが、まずまずの走り。順調に周を重ねる...かと思ったら、再び最終コーナーに激突! 今度はタイヤの壁に埋まってしまった。右前輪がパンクして、コース外の土の部分にはまっている。私達チームメイトはもちろん、主催側のメカニックの人達も駆け付ける。浅賀が車から降りたので、「戻れ! 戻れ!」と叫ぶ。タイトな最終コーナー、いつ何時他の車が突っ込んでくるかわからない。戻れと言われて、戻ろうとした浅賀だが、ドアが開かない。慌ててなんとか窓から車に潜り込む。緊急事態ながら、このシーンには笑ってしまった。
 浅賀の事故は幸いなことにピットレーンの入り口に最も近いポイントだったので、男性6人がかりでパンクした車をピットまで押して戻す。これはすっごく重かったらしい。ピットに戻ってからは急いでパンクしたタイヤを交換する。ドライバー交代の準備はできていなかったので、もう一度浅賀を送り出すことにした。

 無事、彼女を送り出してから、ふとまわりを見回すと、カーセンサーチームのピットがからになっている。「何かあったか!」と逆側に駆け付けてみると、コースアウトしている5号車を発見。走行中に左前のタイヤが外れたらしい。これはやばい! 実は、車両引き渡しの直後にカーセンサーチームが左前輪を新品のスペアタイヤと交換しているのを見て、「右回りのコースだからこれは理にかなっている」とうちもタイヤ交換をしたのだった。その時、邪魔になっているピンがあり、これを外してしまったのが原因。するとうちも危ない。今交換したばかりの右タイヤも危ない。白石君が青ざめてピットに走る。浅賀にピットインのサインを出して呼び戻す。タイヤの絞め直しをしているうちに、これを機にドライバー交代をしてしまおうということになり、はせがーが準備して出る。一連のトラブルのロスはかなり大きい。取り戻せるとは思えなかったが、エースドライバーのはせがーにはとにかく頑張ってもらうしかない。

 はせがーが出走した時点で残り時間は1時間半。私と2人で45分ずつの計算になる。調子がよければはせがーに少し長めに頑張ってもらってもいいかもしれない、と思った。が、30分経ったところでふと燃料が気になった。「もしかしたら、30分くらいでガス欠してしまうかもしれない」という不安が頭をよぎった。ここまで来て、出番がないのは嫌だ。というわけで、きっちり45分で交代。残り45分。終始ガス欠の不安と戦いながらアクセルを踏んだ。力の抜き方がわからず、何度もスピンしかかる。どこもアンカードライバーの番となっており、観戦側には「もう後は最後の一人に願いを託すだけ」という雰囲気が漂っている。カーセンサーチームは序盤の事故でリタイア。コースのあちこちに散らばってこちらを見ている。緊張した。とにかく最後まで走り切りたい。

 もうドライバー交代がないためか、メッセージボードは非常に多彩になってきた。「ペースアップ」...そう言われても私はベストを尽くしているんだ! という時もあった。最後の最後、「10M」というボードが出た。「何だ? 10メートル先に事故車でもあるのか?」と思ったが、「あと10分」の意味だったらしい。終了時間が近づくと、いよいよ緊張が増す。もう順位はどうでもよかった。何台にも抜かれたし、ドベであることはわかっている。ただ、最後まで走りたい。
 あとちょっと、という時に、最終コーナーで滑って、浅賀があけた穴にはまってしまった。一瞬絶望を感じた。多分、ピットにいた連中も同じだっただろう。「今から押す時間があるか?!」そんな思いが両者の頭をよぎった。幸い、傷は浅く、エンジンをかけて自力で抜け出すことができた。そしてチェッカーフラッグ...。私は感動しました。
 次回は8月。今回の参戦で多くのことを学んだ。次回はずっと速く走れるだろう。


朝のひととき...
#01
サーキットに到着。
早朝である。あくびをしているのが浅賀。
#02
全長1200mのサーキット。
とりあえず、歩いてみる。写真はホームストレート以外の唯一スピードに乗れるポイントである。
#03
第4コーナーのS字から第1コーナーをのぞむ1カット。
#04
右前方に見えるのが魔の最終コーナー。浅賀が大激突をする前のタイヤの壁です。私もここで何度もスピンしかかった…。
#05
S字の真ん中あたりかな。この辺はカーブはきついけど、コースアウトしても安全そうなところなので、あまり緊張せずに走れました。
#06
ホームストレート&ピットレーンです。レース中はこの壁に人が並んでいます。横をビュンビュン車が通るので、結構怖いっす。
Having Fun?
#07
車両抽選の様子。
ジャカジャカじゃんけんです。
#08
車両引き渡し後、主催者側が用意したチーム名のシールを貼ったり、思い思いの装飾をつける時間。でも、うちは何も用意していなかったので、初心者マークを貼ったくらいかな。
#09
カーセンサーチーム(正式名称は“Over 180's”)の面々。ほんっとに大きい人達ばかりでかっこよかったっす。
#10
ほのぼのとした“若葉の人たちチーム”。結構待たされて、退屈しているところ。
#11
寝る浅賀。
#12
2人で同じ“悩ましいポーズ”を取っている白石君と浅賀。おい、浅賀、目が生意気そうだぞ。
#13
レース前の若葉号。
(まだきれい)
でも、公式練習ですでに浅賀が一度バンパーをおっこどしています。これは復旧後。
Ready? Go!!
#14
いよいよローリングスタート。第一走者は白石君。ポジションは11チーム中9番目からのスタートです。
#15
まだ始まらない。
結構じりじりしてます。
#16
おっ、やっと先頭が戻ってきたぞ。
#17
うちの車はどこだ?
#18
あ、いたいた。
さあ、こっからスタート!!
#19
これは多分白石くん。
アクシデント続出!
#20
そしてこれは第二走者の浅賀が2、3週目で最終コーナーに突っ込んだところ。救出部隊が出動します。右の前輪がパンクしています。押してピットまで戻すのが大変だった。(って、私は押してないけど)
#21
事故直後でみなさん徐行中。
#22
タイヤ交換中。
おい、浅賀、手伝えって。
#23
復旧して浅賀を送りだしたと思ったら、カーセンサーチームが一人もピットにいない!
何かがあったんだ、と思って駆け付けてみれば、左の前輪がふっとんだそうな。やばい、うちも飛ぶかも。と浅賀を慌ててピットに呼び戻す。
#24
第三走者のはせがーをすっ飛ばし、なぜかもう第四走者の私に。ドライバー交替の一コマです。
#25
走ってます。
#26
お、結構きれいに最終コーナーを曲がっているじゃないか。
戦い終わって...
#27
唐突ですが、これは戦い終わって、車につけたシールをはがしているところ。いや、はがし終わったのに、くっきりと後が残っているぜ、浅賀〜、ってシーンです。うちだけよ、こんなに泥だらけなの。これはドライバーネームね。
#28
そしてこれがチーム名のところ。
#29
レースが終わって気がついてみると、左側がベッコベコになっていた。はせがーは私を責めたけど、結局はせがーが走っている時にやったということが後から判明。
#30
コックピット(?)の中。クラッチ、遠かったっす。
#31
戦い終わって、一服。
浅賀はなんだかすごく消耗しています。
#32
順位とタイムがリアルタイムで表示されていたモニターです。
#33
戦い終わった車たち。
#34
閉まらないドアと白石君。
#35
そして表彰式。

よ〜し、次回はもっとがんばるぞぉ〜!


次のレースは8月です。
また、ご報告します。