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=== 7/4 Sat.===

イルカの大群と遭遇!

 この日は最後の日、ということで、私は早朝チャプチャプ、あさがっちとはせがーは早朝ダイブに出かけた。玲子さんが朝目覚めて最初に見たものは...びしょ濡れの私の姿だったそうな。(そりゃちと恐いかも)
 そして朝食後、シパダン島のダイブポイントは行き尽くした、ということで本日は午前中いっぱいを使って、カパライ島まで船を出してもらうことにした(夜のうちに根回しをしといたのさ)。カパライ島とはシパダンの姉妹都市(衛星都市かな?)みたいなもんで、シパダンを拠点にそっちに行ったり、逆にカパライを拠点にシパダンに潜りにくるという位置づけらしい。とは言え、カパライのリゾートは現在建設中でこの姉妹都市構想はこれからの話。
 さて、普通なら午前中に朝8時のダイブと11時のダイブの2本あるんだけど、これをいっぺんに向こうでやってしまおうという話なんで、行ってしまったら昼まで戻ってこない。柳本さんは昨日から胸の痛みを訴えており、船旅に出て調子が悪くなるといけないということで、島に残ることになった。ちょっとかわいそうな気もしたが、仕方ない。ゆっくり休んでね、柳本さん。
 そしてシパダンを離れ、カパライ島に向かう途中、なんと! イルカの群れに出会った! とは言え、そんなに近くに来たわけではない。とっても目のいいボートマンが「イルカだ!」と叫び、よ〜く見てくみると何やら跳びはねている影が見える。しばらくボートのエンジンを止めたり、逆に近寄ってみたりを繰り返したが、結局ボートと寄り添って泳いでくれるようなことはなかった。ただ、数がものすごくて、ホナによると軽く100頭はいるという話だった。
 



いざ、Kaparai島(?)へ

 さて、イルカとの戯れは諦めて、いざカパライ島へ。辿り着いてみると、そこには「島」は無く、ほんの小さな中州のような砂浜から木造の水上コテージ(建設中)が延びている。部屋は綺麗にできていて、ダニーご自慢の温水シャワー(シパダンは海水シャワー)を使っていいということなので、浅賀っちはダイブの後に試してみたらしい。でも、温水は出なかった。後で聞いたら温水スイッチを入れないといけないらしい。
 さて、海の中の様子だが、ここは全般的に浅くて大物がいない。小魚やウミウシなどが沢山いて、要するにマクロ派ダイバー向けのポイントらしい。




ハンストするあさがっち

 そして夕方。ダイバー達は飛行機に乗る24時間前から潜れなくなるので、ダイビングは明日の午前中で終了。というわけで寸暇を惜しんでフリーダイブに出かける。夕方5時頃、いつものようにビーチエントリーで4人は出かけて行った。帰ってきて一息入れたらすぐ夕飯だったんだけど、どうも浅賀の様子がおかしい。ベンチに膝を立てて、じっとしている。食事は持ってきたものの、全然食べていない。玲子さんの絵日記によると、ダイビングから戻ってきた時からプリプリしていたらしい。
 そして万丈さんとはせがーはナイトダイブに出かけるため、早々に立ち去る。話を聞くと、海の中の状態が悪く、行きも帰りも流れに逆らって泳ぐ羽目になったそうな。そんな状況でリードしていた万丈さんがどんどん先に行ってしまうので浅賀は怒っていたらしい。でも、「つらかったならサインを出せよ」というのが万丈さんの言い分。ま、この話は当人じゃないとわからないので、放っておこう。(と私は思ったんだが、玲子さんはオロオロしとった)。
 ま、機嫌直せよな、せっかくの楽しい旅行なんだからさ。




ホナリウスとの長い夜

 いつものごとく食後、そのままそこで飲み続けていると、ナイトダイブの2人も帰ってきた。酒を飲みながらだべっていると、いつもはその辺で歌っているスタッフの皆さんは慌ただしく2階に上がったり降りたりしている。どうやら、2階のバックヤードにテレビがあって、みんなサッカーを見ているらしい。時々柳本さんが「どっちが勝ってる?」などと聞いている。私はサッカーに全く興味がないのでどうでもよかったんだけど。昨晩一緒に飲んだホナリウスもバタバタと2階に上がっていった。途中、私達のところに来て、スピーカー付きでWalkmanを置いていった。BGMを鳴らしてくれたの。「後で来るから」と言い残して。
 サッカーが終わって、ホナが降りてきた。約束通り、輪の中に入って話を始める。ホナはマレーシアの人で普段は現地の言葉でしゃべっているらしいが、英語もとっても上手。昨日はお互い超酔っ払いだったので、よくわからなかったけど、ホナはとっても話し上手。人をどんどん引き込んでいく。最初は私達がよく潜っていたポイントの地形や海流等の説明をしてくれた。ものすごく細かく把握していて、どのレベルのダイバーはどこを通るべきだとか、もし海流に飲まれたらどうしたらいいかなど、ためになる話をいっぱいしてくれた。それから彼の身の上話。なぜここでダイブマスターをするに至ったかという話とここに来てからの驚くべき体験など。とっても怖い話でした。
 彼がまだライセンス取り立ての頃、魚を追いかけて時間を忘れて潜ってしまい、水深20m地点でエア切れになった話などは手に汗握るエピソードだった。こうして本人が目の前にいるわけだから、生還したのは確かなんだけど、話を聞いていると絶対絶命って感じだった。普通の人ならそこでパニックして水深20m地点で溺れていたんだろうけど、彼の正確な知識と冷静さがあったから生還できたんでしょう。
 彼自身のエア切れは、シパダンに来てからの話もひとつあった。日本人の女の子が70万円の買ったばかりのビデオカメラを水中に落としたということで、彼は翌日のオフの時間を使って捜索に出かけた。通常ここでのダイブは深くても40mくらいまでしか潜らない。それは深くなればなるほどエアの消費も激しいし、上がってくるまでに一定の深さで止って体から窒素を抜くための減圧停止の時間ものびるから。でも、この時ホナは96mまで潜った。バディのダイブマスターは「限界だ。これ以上行けない」と60m地点でストップしたらしい。ホナはそこで待つように伝え、自分一人で96mまで行った。当然エアは足りなくなる。もうほとんどエアのない状態で30分以上の減圧停止を要求される深さまで潜ってしまった。が、バディを待たせていたのが正解で、60mまで戻り、バディに「予備タンクを持ってきてくれ」と伝えた。これでバディに会えなかったり、バディが制限時間内にタンクを持って戻って来なければホナの命はそれまでだ。よくそんな恐いことができるな、と思ってしまった。




聞き手の状況それぞれ

 上の話の続きです。こちらは総勢6人で、ホナの話はとってもおもしろかったんだけど、いかんせん、言葉が英語なもんで、ホナの隣に座っていた万丈さんは徐々に意識が遠退いて行ったらしい。集中力が欠けると理解できる言葉がだんだん減ってきて、しまいにゃイビキをかきはじめた!
 柳本さんはホナのすぐ近くの席が取れなくて、なんとなく後ろをウロウロしながら話を聞いていた。多分、全部には入り込めなかっただろうな。
 はせがーはただでさえ無口なのに(6人だけの時も)、内容が英語だし、それに彼は本日、朝は早朝ダイブ、夜はナイトダイブとシパダン島のMAXと言われている1日6本ダイブをした人だから、早々におねむになっちゃって、静かに姿を消していた。
 その空いた席に例の夜警のおぢさん、メルが座って、やたらと浅賀に話しかける。しかも同じことを何度も何度も繰り返し言ってくるらしい。浅賀っちは英語は得意だし、ホナの話を聞きたくてしょうがないのに、メルが話しかけてくるもんだから、半分も聞けなかったらしい。結局しつこく尋ねられて、住所を教えてしまったそうな。
 玲子さんは一番ホナの話をちゃんと理解してた模様。がんがん突っ込みとか相づちとか入れるし、本当にコミュニケーションの鬼だね。リチャードとのやり取りでも感じたけど、玲子さんには国境は関係ない。誰とでもどんどん仲良くなっちゃうもんね。尊敬しちゃうよ。
 てなわけで、とってもエキサイティングな話をたくさん聞いて、興奮したままベッドに入り、「明日が最後だねぇ」なんて話をする。本当にもうすぐ帰ってしまうんだね。


To Be Continued....

  


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