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Cカード取得の旅 〜 三宅島
=== 1998.8.20 - 23 ===


次々と広がる趣味の範囲

 7月のシパダン日記も、8月初旬のレース日記も完成しないうちに、また別のことをしてきてしまいました。(今回は短く、簡単にご報告します)
 最近急激に趣味の範囲が広がっていて、結構大変。入社当初は仕事が趣味だったが、5年前(1993年8月)にスクエアダンスを始め、のめり込み、以来スクエアダンス一筋に生きて来たのに、去年の秋(1997年7月)にホームページを立ち上げてから、これも立派な趣味のひとつになってしまった。嫌なことがあっても、「ホームページというおもちゃがあるから」なんて言ってたくらい。そして今年の5月にはレースに参戦。7月にシパダンに行ってからは海の魅力にとりつかれ、とうとうダイビングのライセンス(Cカード)を取得する決意した。
 そうと決まったら話は早い。ダンスの予定の合間を縫って(とは言え、ダンスは2つパスしました)、海洋実習の日を決め、それに合わせて学科講習を受ける。そしていよいよ海洋実習。めざせ三宅島ってことで木曜日の夜に東京を発った。



竹芝桟橋かぁ...

 木曜の集合時間は夜8時。銀座のダイビングショップに集合し、そこから車で竹芝桟橋に送ってもらう。出航は11時半頃なので、かなり長い時間竹芝桟橋で時間をつぶすことに。なぜそんなに早く行かなくてはならないのか、と疑問に思わないでもなかったけど、要するに船の中でそれなりにいい場所を確保する...というか、そこそこの面積を確保するために、なるべく行列の先頭に並ぶため、ということなんだろうな。でも、行列の先頭がどこから始まるかというのが、直前まで知らされておらず、みんな山をはってあちこちに陣地を作っている。ショップの人はどこからか情報を仕入れてきて、「この辺らしい」と場所を決める。あとはひたすら待つだけ。
 竹芝桟橋に来たのは2年ぶり。実はとっても悲しい思い出の場所だったりする。2年前のGWの最中に実家に一本の電話が入った。小笠原にダイビング旅行に行っていた叔父が海で亡くなったという知らせ。最初はとにかく驚いた。信じられなかった。家族のみんなも信じたくないという気持ちでいっぱいだった。第一、遺体がないんだから。いや、小笠原の海の底に沈んでいた叔父は、仲間に引き上げられ、書類上は病院で亡くなったことになっている。ただ、船は毎日出ておらず、しかも1日以上かかって東京に帰ってくる。実際、知らせを受けてから、遺体が帰ってくるまで4日もかかった。
 竹芝桟橋は「信じたくない」という思いを抱えながら、叔父の亡きがらを迎えた場所だった。GWの楽しい旅を満喫した乗客のエネルギーが溢れる中、静かに待ち続けたあの時の悲しい気持ちが否応無しに甦ってきた。



優雅な旅行じゃないね

 そんな感傷はよそに、結構ハードな旅が始まった。乗船の時間になり、ひとたび船に乗ったら、インストラクターの人の合図と共に穴場(らしい)目指して皆走る。広めに場所を取り、すべての乗客が落ち着くまで動くなと指示される。この場所取りの間隔は非常に微妙らしい。広く取りたいが、広すぎると間におばちゃんが割り込んでくるらしい。
 ある程度落ち着いた頃に1人2枚づつ毛布を配られる。これを敷いてしまえば、とりあえず陣地が確保できる。それからはビールを飲みながら適当におしゃべりをして、横になったのは1時過ぎていたと思う。静かになると船のエンジンの音がうるさく、なかなか寝付けない。
 翌朝5時には三宅島に到着したので、結局4時間弱の浅い眠りだった。到着後は車で宿に移動し、8時の朝食まで布団で(今度はほんとに)寝れる。が、いざ静かで、かつふかふかの布団を用意されると、これまた眠れない。と言いつつ、やはり熟睡できたようで、船の時よりもずっと目覚めが遅かった。
 朝食後は慌ただしく準備をして早速海へ出る。やっぱりハードだ。



ウエットスーツ初体験

 海についたらまずは準備体操。準備体操が終わったら、ウエットを持って海に飛び込む。ウエットスーツは気泡がいっぱい入っているので、海にぷかぷか浮く。これにしがみついていたらとりあえず人も浮いていられるってくらい浮力がある。最初の課題はこれを着ること。もちろん足はつかない。これが思っていたより大変だった。何しろこういうものは足からはく。足を入れると頭が下がる。足の方に浮力が集まるから下手すると溺れちまう。みんなジタバタしながらウエットと格闘している。着たら着たで今度は思うように泳げない。いや、水面移動はいいんだけど、次の課題が「素潜り」だったもんだから...。
 わたしゃ「シリアスチャプチャパー」ですから、素潜りは得意中の得意。でも、マスクがないから海の状況がわからない。ウエット着ているから必要以上に浮力がある。普通、ウエットを着たらウエイトをつけるもんだが、それもないわけでなかなか潜れない。推進力となるフィンもない。水深3メートルくらいの場所で、「行ける人は底まで行って何か拾ってきてください」と言われた。きっと「できっこない」と思っていると思ったので、私はシリアスチャプチャパーの意地をかけて海底まで一発で潜ったけど。素潜りに慣れてない人はそもそも潜り方のコツも知らないわけだから、水面でジタバタして終わってました。



スキンダイビングは任せて!

 次にマスクやフィンをつけて、本格的スキンダイビング(要するに素潜り)の講習。フィンがあればこっちのものさ。この時間はとっても楽しかった。わりと自由にさせてもらえたし。みんなが四苦八苦している時に適当にお魚観賞ができたから。水面から見ていると大したViewではなかったけど、ちょっと深く潜ればカクレクマノミもいたし、ツノダシもいて、結構きれいだった。ただ、やっぱりウエットスーツの浮力がありすぎて、なかなか水底にとどまっていられなかったけど...。私のバディのゆみちゃんは非常に惜しいところまで行っていたんだけど、結局浮力に負けて潜れなかった。バタバタやってる足が完全に空を切ってしまっていて、まったく推進力にならなかったんだよね。ま、でも、ほんとに惜しかった。ウエイトがあれば潜れていたでしょう。



いよいよタンクをしょって...よいしょっと

 さて、次はいよいよ器材のセッティングから実際に潜るところ。器材のセッティングはちょっと面倒。手順が多くて、最初はよくわからなくなってしまった。でも、それより何よりつらかったのは、重たいタンクをしょって延々歩いたこと。駐車場でセッティングをして、バディ同士で相手にタンクを背負わせてやる。どちらが先に背負うかは「体力で決めて」ということだったので、私が終始「体力担当」をやることにした。つまり、私が先にしょって、終わってからも私が後に降ろす。しっかし、重い! タンクも重い、ウエイトも重い。タンクはスチールタンクでアルミタンクよりも重たいので、ウエイトは軽めでいいはずなんだけど、初心者には水中で安定しやすいようにと重めのウエイトを設定するらしい。で、重たい荷物をしょって、坂をのぼり、また下り、階段を降りてやっとビーチに辿り着く。あ〜重たかった。
 水の中に入ればいくらか楽になるが、バランスを崩しやすい状態であることには変わりがない。そんなふらふらした状態でマスクをつけ、フィンをはき、いよいよレギュレーターをくわえて水に入る。まず最初に「そのまま前に倒れるようにして、水底に腹ばいになってください」と指示される。みんなはゆっくりと沈んでいく、もしくはなかなか沈めずに困っていたくらいなのに、私はバタンと水底に叩き付けられるように落ちた。どうやらウエイトが重すぎるらしい。その後、水中移動をする時も、何をやっても浮かばず、ずっと海底を這っている状態。あとで「ウエイトが重すぎる」と訴えてみたものの、「初心者だから重くしてるんですよ」と取り合ってくれない。そうじゃなくてぇ〜、みんなと比べても圧倒的に重すぎるんだよぉ〜〜〜〜。くすん、くすん。



ね、やっぱり重すぎたでしょ?

 2日目、潜降・浮上の練習。今日は全員昨日よりもウエイトを1キロ軽くしている。私は4キロだったので、今日は3キロ。「もうちょっと減らして欲しいなぁ...」と思いつつ、「1キロ減ったからまあよしとしよう」と海に入る。今日は足の立たない場所で一人一人潜降・浮上をやる。みんなタンクの重みで後ろにひっくり返って亀さんのようになってしまっている。「そうか、前傾姿勢がポイントだな」と人の失敗を見て学習する。私の番がきた。まずはロープを握りながらのロープ潜降。BCジャケットの空気を抜くと、あっという間に沈んでいくので慌てて空気を吸ってみるが(肺を大きくすると浮上する...はず)、役に立たず、結局はロープにしがみついて潜降スピードを調節する。この時やっと気づいてもらえた。「ウエイトが重すぎる」ということを。というわけで、インストラクターは海の中で私のウエイトベルトを外し、1キロ分のウエイト玉を抜き取り、もう一度ベルトを付けてくれた(これで2キロになった)。まだちょっと重い感じがしたが、昨日に比べたら天と地の差。これでやっと泳げるぜ、って感じ。



苛酷なファンダイブ

 かなり端折ってますが、最終日です。最終日は午前中に一本潜って、後はお片付け。講習は昨日までですべて終わりなので、今日はファンダイブ(Fun Dive)です。インストラクターについて、海の中をあちこち泳ぎ回って、魚に餌をやる、という企画。だけど、最後まで海は甘い顔をしてくれなかった。この日は天候が悪く、波が高い。エントリーからして苦労した。こけないようにバディと向かい合って、お互いに肩に手を当て、横歩きをして海に入る。一旦顔をつけたら躊躇せずに沖に泳げと指令が飛ぶ。沖に出て、潜降すると流れも弱くなり、一安心。海の色はシパダンとは大分違うけど、結構魚もたくさんいて、そこそこ楽しめた。が、最後がつらかった。高く、強い波にまかれないように腹ばいになってビーチを目指す。波が打ち寄せるのと同時に進み、引くときには海底の石にしがみつく。これの繰り返しでビーチにあがるのさ。ようやく立ち上がれるくらいのところに到達した時は、本当に遭難して波に打ち上げられたような気分だった。まあ、こういう苛酷な条件でのダイビングを経験するのもレッスンのうちなんでしょうね。



めでたくCカード取得!

 いろいろあったけど、とにかくCカードは取得できた。これで私もダイバーさ。というわけで、今週末、早速大瀬崎に潜りに行くことにしました(このため、またダンスの予定を2つ潰してしまった)。秋はダンスの予定が目白押しなので、これを逃すとブランクがあいてしまいそうで恐かったので、ダンス月間に入る前にちょっくら行ってきます。もちろん、バディのゆみちゃんも一緒さ。


The END