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特別編:介護日誌

3/9(火) 病状報告
 ここ2週間、いろいろ忙しくて、甲府に行くことができなかった。先週は父親がアメリカから一時帰国して、水・木と2日間行ってきて、その報告をもらったので、私の介護日記の代わりに掲載しようと思う。

 3月1日にリハビリ病院に転院して、随分様子が変わったらしい。昨日、マナちゃんからもファックスで報告があったのでそれも併せて掲載するが、これは叔父ちゃんの病状が回復したというより、今まで“やらせればできる”ことをやらせてなかったということの現れなのではないかと感じている。

 以下は先週の金曜日に父親から受けた報告(原文のまま)。文中の「タックン」とは叔父のこと。

 タックンは新しい病院がとても気に入っているようで大分元気がでてきたそうです。
 小生も一目見てこの前とは格段の進歩があるように思いました。 両目があいているし、こちらの顔をみてすぐ反応するし、何をいっているか一割ぐらいしか分からないけどよくおしゃべりをしました。そしてすごい力で腕相撲をしました。これは何回でも果てしなくやろうとするのでこちらが疲れてしまいました。

 今日は入浴がありました。タックンとしては入院以来初めての入浴でさっぱりした顔でした。あれはすごいね。大きな浴室にジャクジバスが2つとそのまま風呂にはいれる機械で上下する寝台が4つあり(1つの風呂に2つの寝台がワンセット)1つの寝台で体中を洗ってもらってシャワーかかってから入浴しその間に又もう1つの寝台で別の人が洗ってもらっているという言わば流れ作業。
 風呂から出た人が車椅子できものを着せてもらっている、順番を待っている人がいる、とにかく自分では身動きできない男10人ぐらいと世話をする白衣の女性が10人ぐらい湯気のもうもうとする中でうごきまわっているさまは<感動>を覚えました。

 そのあとコミュニケーションのリハビリ、これは驚いた。先生の殆どの質問に対してタックンは的確な返事をしている、そして愛ちゃんにも小生にも解らないけど先生にはみんな解るのです。たとえば家族の構成、今は引退しているが前は広告業に何年勤めていた、趣味は釣りで鮎釣りが好き、良く行く川は伊豆の大仁などなど。また、ここに居るかたのお名前を書いてみてと言われて初めはめちゃめちゃだったがそのうちに高橋 愛、剛と読める字になった。

 そのあと体のリハビリをやり、お食事は車椅子に乗って広い部屋で皆と一緒にほとんど自分で食べました。昼間は他の人といっしょに居ることが大事ゆえベッドにはもどらない様にとの指示です。 タックンはもう隣の人にちょっかいを出して握手して いました。 さいわい隣に居た人は足のリハビリにきている人らしくしっかりしていて随分力が強いね、といってくれました。 そして小生が帰るときには<じゃあ又ね>というと<有り難うありました>とこたえてくれました。


 次に、昨日、マナちゃんから送られてきたファックス。

3/8(月)のパパンクの現状は....

  • 車イスに座る
  • 右足動く
  • 首は曲がるが自立(右前方に傾く)
  • 食事は自分で摂る
  • 言葉は大差なし
  • 尿への管抜ける(今日3/8におためしで...)
  • 笑顔も見られる(極々まれに)
  • いらずら心・意地悪(自称)が顔をのぞかせる余裕有り

  • と、このように2週間前と比べると、雲泥の差です。今になっておもうところ多々あり...後悔先に立たず...かな?
    のりちゃんに早くこのパパンクを見せたいです。

     父親からの報告で、車イスに乗っているという話は聞いていたが、「自立」にはびっくりした。前に会った時はかろうじて右腕が動くだけだったのに! おしゃべりがまだ自由に出来ないのが残念だけど、本当に2週間前に比べると“雲泥の差”だと思った。
     母親も昨日、帰国し、今日は2人揃って甲府に行くらしい。私とはすれ違いになってしまうけど、私はは今夜から明日にかけて、行く予定なので、とっても楽しみです。
    (1999/3/9)

    あなたの足跡を残そう!
      


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