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=== Chapter IX ===
Trying to be "Average"
 最後にこのコーラー日記を書いてからもう既に2か月が過ぎようとしています。この間、さぼっていたわけではありません。特にここ1か月は本格的にコールをし始めました。順を追って話しましょう。



9月5日(日) 決意表明の日

 JNACC実行委員会が開催されたその日、打ち合わせの最中に「私もコールにエントリーしようと思っているんですが...」と恐る恐る言ってみた。反応はあまりよくなかった。けど、JNACCは現在コーラーの選別を行なっていないので、断る理由はないってのが現実。一応、これで気持ちに一区切り。でも、浅野さんに「本番前にちゃんと人前でコールしてから来てね」と言われた。


9月13日(月) 飛び入りコール 〜 C2初体験

 確かその一週間後のチャレメだったと思う。相良さんが旅行でいなかった時。普段、相良さんが例会前に早く来たメンバーのためにやっているサービスチップをこの日はちゃっくに頼んで私にやらせてもらった。時間前だったけど、2セットいて、複数セットにコールするのはこれが初めて。もちろんC2をコールするのもこれが初めて。いつもはCYNOSの例会で1セット相手にMSまたはプラスってところだからね。

 この日の会場はなかのZEROのリハーサル室。広くてきれいな会場で音響もばっちり。う〜んと早く行って、ダンサーが集まる前に無人ホールに向かって1チップ分一通りコールしてみる。誰もいないホールでも、最初の一声を出すのにはやはり緊張した。そして、6時15分頃からいよいよ本番。あまり多くは説明せずに「今日は私がコールさせていただきます」みたいな一言で始めたと思う(あまりよく覚えていない)。

 この日のコールはできるだけ簡単に作ったつもりだったけど、少し引っ掛かるところがあり、いくつかやり直しをした。でも、概ねそんなに待たずにコールできた……というか、あまり待たずにコールしたので崩れた、ということもあったかな。
 コール中はちゃっくがずっと横についていて、ダンサーにアドバイスを与えたり、私に小声で「もう次コールしていいよ」と合図を出したり、ずいぶんバックアップしてもらった。その結果、まあまあのコールができたかな、という感想。ただ、2セットいても、とてもとても後のセットを見る余裕はなかった、ということがよ〜〜くわかった。

 コールが終わってから数人から「聞き易かったよ」「よかったよ」と言ってもらい、とっても嬉しかった。踊っていたのは1セットだったけど、次第にダンサーが集まってきたので、終わる頃には踊っている2セットの他に3セット分くらいのギャラリーがいて、皆「何が起こっているんだろう?」という顔でこっちを見ているもんだから、ちょっと緊張しちゃった。でも、思ったよりずっとずっと落ち着いてできたと思う。
 終了後はギャラリーの人達も声をかけてくれたし、総勢5セット分の拍手をもらって、初めて拍手を受けるの気持ち良さを味わいました。


10月23日(土) ワゴン例会にてC3デビュー

 CYNOSの例会を除くと、その次にコール体験はワゴンの例会でした。「合宿が終わったらコールする」という約束をしていたのですが、アメリカに行っちゃったり、その後は仕事が忙しかったり、例会がお休みだったりで結局11月までコールせずに来てしまいました。
 あられちゃんと私をワゴンのコーラーとして育てる、ということになっており、あられちゃんは私がいけなかった例会の時にコールしていたので、私は一足遅れたデビューです。C4ワークショップの合間のC3で、コール自体はずいぶん前から準備していたものを持ってきた。2チップ分持ってきて、1チップだけコールしました。

 コールした感想は、始めからわかっていたことだけど、C2とも違ってC3になると長ったらしいコールが多く、すべてを正しく、わかりやすく発音するのが難しい。そんなことを考えているとコールのタイミングを外すし、とっても難しい。ダンサーの動きが止らないようにコールするためには、前のコールが動いているうちに、早め早めにコンセプトとかフォーメーションを指定する言葉を言わなくちゃいけない。何と言ってもこれが一番難しいかな。

 書いてきたコールの内容についても反省は多々ありました。思っていた以上に難しかったみたい。動きが悪いものもあったんだろうな。チャレメの時よりも「外したな」という感覚がありました。が、チャレメの時同様、「コールが伝わるか」という点は大丈夫だったようです。「聞き易かった」と言ってもらえたし。「発音がいい」と言われることもあるけど、それよりも「聞き易い」と言われる方が嬉しいね。発音の善し悪しは本質的なことじゃないからね。

 私はどちらかと言うと声量はある方だと思っている。特別すご〜く、ってわけではないけど、どちらかと言えば、って程度。コールの時にそれが発揮できているかどうかはわからないけど、やればできるだろうな。CYNOSの時におさむちゃんに言われたように、気をつけないとマイクに頼ってしまうんだろうけど。
 あと、女性としては声が低い方なので、これも聞き易さの要素になっていると思う。


10月24日(日) 頼み込んでC4デビュー

 ワゴンの例会でコールした翌日はチャレメ2の例会。とにかくタイミングよくコールすることの難しさを身にしみてわかったところで、「これには場数しかない」と思い、少しでも多くの経験を積むためにチャレメ2の例会中に「今日、1チップだけコールさせてもらえないか」とメンバーに頼み込みコールさせてもらった。

 段々悪くなっているようで気が重いんだけど、この日のコールは失敗でした。多少内容が難しかったことやコールのタイミングがイマイチだったこと……いや、タイミングよくコールできるような代物じゃなかったかもしれない、そもそも。まあ、それは仕方ないとして、最大の失敗は長すぎる1チップをやってしまったことだと思う。難しいコールもちょっとならいいのかもしれないけど、長々と(多分20分以上)やってしまったため、みんなを疲れさせてしまった。ごめんなさい。

 あと、これは書いてしまったことなので、仕方ないんだけど、1シークエンスが長すぎた。この機会に私はこれから作るコールを全体的に短くすることを決意。ワゴンの例会の経験もあわせて、とにかくタイミングよくコールする練習をするためには「止らないで踊れる内容」をコールしなくちゃいけない、と思った。わかっていたことかもしれないけど、本当に実感したというか……。いいレッスンでした。


11月24日(土) C3雪辱戦 〜 やったぜ!

 ワゴン、チャレメ2と立て続けに納得のいかないコールをしてしまってから大反省をして、コール作りの方針を変えました。徹底的にフロー重視、内容は「何の変哲もない」ものを、そのレベルのコールは1シークエンスに2〜3個に留め、全体的に短くまとめる。前回ワゴンでコールしなかったシークエンスはそのまま御蔵入りにすることにした。そして新しく2チップ分書いて次の機会に臨んだ。

 結論から言うと、今回は自分でも「よくやった」と思う。まだまだタイミングを外してしまうところや長いコールで舌を噛みそうになって言い直したり、発音がちょっとクリアでなかったところもあったけど、おおむね成功だったと思う。

 コールの内容もちょうどよかったようで、ダンサーがもたついたのは1チップの中で2回くらい。だから気が散ることもなく、タイミングよくコールすることに集中できた。ただ、今回は今までの中で一番あがっていて、音楽がよく聞こえなかったし、声と音楽のバランスや全体のボリュームがよかったのかどうかわからず、途中でボリュームのコントロールをしようと思ったものの、手が震えていてつまみがいじれなかった。

 実は今回方針を変えたのはコールの内容だけではありません。とにかく“ノリ”を重視したかったので、今まで自信がなくてチャレンジしなかったテンポの速い曲を使った。これが自分の緊張感を上げたのかな、とも思う。テンポの速い曲は踊っていてもテンションが上がるのと同じで、コールしている側にも緊張感を与えるんじゃないかな。まあ、適度な緊張感はプラスだからいいんだけど、今日のはちょっと“あがりすぎ”だったかな。

 例会の後はいつものように反省会。「のりぴーはアメリカ人だけどコーラーじゃないんだよね」という話も出ましたが(これは英語の発音がいいということとコールの強調すべきところを知っているということは違う、という話です)、内容については「こんな感じでいい」「ちょうどいい」という評価をいただけました(う、うれしい。本当に)。チャレメ2の私のコールを踊ったゆみちゃんは格段の進歩だと褒めてくれて、「タイミングもずっとよくなった」「楽しかった」「今回は“ダンス”になっていた」とうれしい言葉をいっぱいくれた。どうもありがとう! すっごい励みになりました。

 JNACCの本番はいよいよ来週に迫っています。それまでにコールの予定は金曜のCYNOSのみ。JNACC用のコールは全部これから作る予定。ワゴンで使ったものも少しは持っていくけど、それ以外は使えないから、解体して再構成かな?
 というわけで、今週末は必死でコール作りしま〜す。みなさん応援しててねぇ。 (99/11/11)


  


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