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=== Chapter XI ===
Thank you, Lynette!! Thank you, Everyone!!
 最近、ちょこちょことコールする機会が増えたので、そんな内容になっているが、コールした時の報告ばっかりじゃ能がないかなと思うので今日は頑張ってもう一編書いてしまおう。
 最近私はワゴンの合宿を機にLynetteととっても仲良しになった。ワゴン合宿の後に2週間ほど彼女の家に居候をして、その後(帰国後)も毎日のようにメールのやり取りをしている。その中で彼女が私にくれたアドバイスを、今まで他の先輩コーラーがくれたアドバイスと一緒にまとめてみようと思う。

 まずは自分がダンサーとしても気になるはずだし、コール作りを始めたころはあまりケアしてなくて怒られた(?)ため、それ以降は気をつけていることが2つ。
1)ゲットアウトの時のハンドワークに注意
 grand right and leftの前は左手、allemande leftの前は右手を使う

2)ゲットアウトの位置に注意
 ダンサーが行くか戻るか迷わないように、promenadeが1/2以下の場所で終わる

 上記は完全に割り切れる問題なので「絶対にしない」と決めてやればできることなので、そんなに問題はない。とにかくやりゃあいいって感じ。
 次にコール作りについてのLynetteのアドバイス。これにはLynette自身の言葉とLynetteが周りのダンサーからもらったアドバイスの両方が含まれる。
3)自分が踊れない難易度のものは作らない
 ま、当然かな。でも、踊ってみたら踊れなかったというのはあるけど。

4)1レベルの中を2〜3レベルに分割してコールを作る
 自分の予想とフロアダンサーの強さがずれたケースを想定して、想定レベルよりも簡単なものと難しいものを準備しておけ、という話です。これは予定チップ数の2〜3倍書かなきゃいけないということを意味するので、結構大変。また、本当に易しく、何の変哲もなく作ろうと思ってもなかなかこれができない...。

 コールの山を複数用意するのは確かにとても大変だし、レベル分けしたつもりがどれも同じに見えたりする。でも、これはとてもいいアドバイスだった。JNACCのC4でいいコールができた(と自分では思っている)のもこのアドバイスのおかげだった。たとえもう一つの山を一切使わないで済んだとしても、その準備があるということが自分の自信と気持ちの余裕につながるんだと思う。

 次にフローについての議論をした時に「フローについては自分の考えをまとめたものをホームページにあげてあるから、それを見て」と言われて見たもの。その中にはフローの話以外にもダンスを退屈にしないための、マンネリ化防止のための案も書いてある。それから最後の一つは直接もらったアドバイス。これは私にとても役に立っている。
5)フローの中心を変える
 “よいフローとは何か?”。これはとても難しい議論だ。同じ方向にばっかり行くと目が回るし、8の字がいいのかと言えば、必ずしもそうではないみたいだし...。そんな風に悩んでいた時、Lynetteのまとめたアイデアの中で、これがとっても気に入った。同じ方向のフローであっても4人単位のフローの後に2人単位とか1人単位(Rollみたいにね)のフローを持ってくれば気分は変わる。これが気持ちいいのかもしれない。

6)なるべく早く全体の形を変える
 これは実は言われるまで気づかなかった。全体の形を激しく伸縮させるとダンス自体に弾みがつく。マンネリ化も防げる。視点が変わるから毎回隊形の確認をしっかりしないと踊れなくなるので、ドキドキ感が増し、スピード感も出る。実にいいアイデアだ、と思った。

7)一番最初に思いついたコールを使わない
 これはLynetteがBill Heimannからもらったアドバイス。「ここから何をかけようか」と考えた時に最初に思いついたコールは使わず、他に何かいいコールはないか、と探索する。この努力が自分のコールの幅を広げるらしい。確かに一度使った組み合わせは繰り返し使いがちで「マンネリ化してるかなぁ〜」なんて思うこともよくあるし、忘れていて使わないコールがいっぱいあったりする。だから、このアドバイスはとっても有用。

 次にパフォーマンス部分に関するアドバイスをまとめてみる。これはLynetteからではない。彼女は私のコールを聞いていないし、自分には音楽的センスは全くないと言っているので、こういう話はあまりしない。
8)踊り終わる前にコールしろ
 止まらないダンスをするためには当然のことなんだけど、これがなかなか出来ない。だいたい、どれくらい早く言い出せばいいのかがコールによって違うので、まだまだつかめない。とにかくそういう意識だけは常に持って、あとは場数を踏むしかないんだろうなぁ。
 最初っからずっと「遅い!」「まだまだ遅い!」と言われ続けているので、とにかくこれを最大の課題ととらえている。だから私のコールを踊る機会がある人にはお願いしたい。「まだまだ遅い」とか「よくなってきたよ」とか、感想をください。

9)言葉が長いコールの前には動きの長いコールを
 これは竹内家からのアドバイス。C3以上になるとコンセプトが多くなるので1つのコールがやたら長くなる(言葉がね)。だから踊り終わる前にコールするのがますます難しいのさ。どのタイミングでコールし始めたら前のコールが終わる頃に言い終われるのか、なんてことは本当にやってみなきゃわからないんだけど、続けてコールしても前のコールが一瞬で終わるものだったら到底追いつけないから、これは確かに一理ある。しっかしこれがなかなかできないのよねぇ。

10)キーセットを切り替える
 キーセットと言っても、私はサイトコールは全然できないので、とにかくタイミングをはかるためだけのキーセットです。比較的踊れるところに合わせるのがいいのかと思うけど、今のところどうしても目の前のセットしか見れなかったりする。でも、前に竹内さんが「僕はこうしているよ」と言っていた話で、自分が見ていた「踊れているセット」がもたついたら、すぐに別のセットに視点を切り替えるということ。もちろんこれも今の私には難しい「高等技術」だと思うけど、複数セットいる時は心してやらなきゃいけないことだと思っている。

11)英語じゃ発音しない音も言わなきゃいけない時がある
 ワゴンでコールしていた時のこと。「Triple Wave」が「Triple Way」に聞こえたと言われた。確かにそういう風に発音しているかも、と思った。「V」の音は英語ではあまりはっきり言わない。言ってしまうと次の音が出しにくくなるし、音としてきれいじゃない。でも、そんなことを言っていては駄目なんだ。多分アメリカのコーラー達も本来しゃべっている時の言葉とは違う言い方をしている部分があるんだろう。これは気をつけなきゃ。英語がしゃべれるという強みがこういうところで弱みになっちゃうのね、という実例でした。

 最後に私が自分で「したくない」と考えたこと。
12)言い訳はしない
 基本的に今はどこに言っても「ダンサーの胸を借りる」気分でコールしているし、間違った時やタイミングを外した時は申し訳ないと思う。そういう時は「ごめんなさい」と一言言うのは必要だろうけど、コールの最中にくどくど言い訳をしてもダンスを止めるだけだから、それは絶対にしない。と決めている。ダンスが終わった後もね。潔さを大切にしたい。失敗は失敗。ただただ「ごめんなさい」だな。
 逆にダンスを始める時もそう。「自信ないんですけど」的なことは極力言いたくない。これは文化的なことかもしれないけど、ちっぽけな贈り物でも「つまらないものですけど」と言いたくないという感覚。相手が気に入るかどうかは別として、「あなたのために一生懸命選んできた贈り物よ」と胸を張ってお渡ししたい。

(99/12/8)

To Be Continued.....


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